イシスの巫女の記憶を持つエジプト考古学者ドロシー・イーディのヘリオセントリックチャート読み

サビアンシンボル

シリウスとかオリオンの可変サイデリアル図を見てると、実際にエジプト時代、過去生を思い出さないとどーしよーもないと思えてきた。

そこで手掛かりとしてエジプト関係の本を数冊読了。そのなかにエジプト時代の記憶を持つ考古学者ドロシー・イーディの本があり、ホロを出したら興味深かったので簡単に読んでみる。

エジプト時代の記憶を持つ考古学者ドロシー・イーディのヘリオセントリックチャート読み

日本語wiki英語版wiki。

ドロシーの臨死体験?とエジプトでの過去性、セティ一世との接触

3歳当時、ロンドンに在住していたドロシーは階段から転落し、意識不明状態に陥る。医者により一度は「死亡」と認定されるも、すぐに息を吹き返す。それから「家に帰りたい」と言うようになり、7歳のときそれがエジプトのセティ一世の神殿だとわかる。

エジプトでの結婚後、ドロシーはトランス状態になり、月明かりの中でひたすら紙面にヒエログリフを書きつけた。その行動は一年あまり続き、70ページにも及んだ。後年になって彼女は「不思議な魔力に捉えられたかのように、無意識のまま」の状態で頭の中にエジプト語が語りかけられたのだと話した。その言葉は「ホル=ラー」と呼ばれる霊によって告げられたもので、ドロシーの過去生について述べたものだった。

ほかにも実物のセティ一世が部屋に来て、触ったり、キスしたり、、、会話したりと「転生者オンム・セティと古代エジプトの謎」ハニー・エル・ゼイニ著に書いてあり、考古学、遺跡の発見に実際役立ったようだ。

ガイドが人生を導く魚座21度「小さな白い羊と子供と中国人の召使い」と夢が現実世界で幅を利かせていく蟹座5度「列車に破壊された自動車」の海王星

ドロシーの火星は魚座21度「小さな白い羊と子供と中国人の召使い」にある。蟹座3度の「毛深い鹿に先導される毛皮の男」に似ているようなサビアンで、毛皮の男は鹿、第六感的な情感に先導されて人生を歩む。

魚座21度の動物は小さな白い羊で感情の純粋さを示し、ここで子供を先導するのは羊ではなく中国人の召使になる。中国4000年の寿命を持つ召使い、つまり見えないガイド的な存在。ドロシーにとってのセティ一世になる。

夢やスピリチュアルを表す海王星が蟹座5度「列車に破壊された自動車」にあって、これが過去の記憶を思い出すたびに領域侵犯して、イギリス人の彼女とエジプトでのイシスの巫女としての過去という二重の人生を並列させていったのではないか。

自動車は破壊される度に大きなものに乗り換える、乗り込んでいく。イギリス人の人格が破壊される度にエジプトの過去生がしゃしゃり出てきて、幅を利かせていく。

それと木星が魚座30度の「巨大な石の顔」。ここは12サインの終わりであり、春分点から次の世界へ出ていくための最終準備段階。もう人生の細々とした作業はやっておらず、走馬灯のように宙に浮いて人生を俯瞰している状態。なので自分の現在の人生と過去生の人生を並列して見れる状態でもあり、木星でそれが増える、保護されていると考えることもできる。

信仰心を忘れない水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」の土星

土星が水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」、まんまである。

巫女として階段の上の神々やセティ、神殿をずっと信仰していた。考古学者として発掘するときも祈りを捧げたり、花などの供え物、裸足で神殿に入ってたりしてたらしい。普通の考古学者ではなかった。

文化を掘り起こし、牽引する蟹座21度の「歌っているプリマドンナ」の水星と蟹座25度「右肩越しに突然投げられた黒い影」の地球ポイント

ドロシーは考古学者としても有能だったようだ。日本語wikiに

エジプト学者であるウィリアム・ケリー・シンプソンは「ある人たちはエジプト語を完璧に知っているが、古代エジプト美術は知らない。別の人達はエジプト美術は知っていても、言葉が解らない。しかしドロシー・イーディーは両方を知っていた」と褒め称えた。

またセティとの会話、過去生で記憶をもとに発掘を進め成果も得ている。

アビュドスで神殿の壁面のレリーフを記録する仕事に就いてまもなく、オンム・セティはセティ1世の神殿の庭の位置を言い当てることになった。(その庭は、彼女が幼少の時から夢に出て来た庭だった。)発掘作業員がオンム・セティの指示に従い神殿周囲を発掘してみると、切り株が多数見つかった。それは、かつてその場所に庭があったことを物語るものであった。 その後もオンム・セティは神殿の北側で地中に走るトンネルがあると断言し、実際にこれを発見した。

集団を表すのは山羊座と蟹座で、山羊座は固い骨格、国の形や憲法、ルールなど、蟹座はその骨格に覆われた内蔵、国民性や文化を表す。

蟹座23度は「文学界の集まり」で、異なる文化、文学を比較し、ここでノーベル文学賞を決めるのかもしれない。

水星は蟹座21度「歌っているプリマドンナ」にあり、21度はサインの最も強力な度数。プリマドンナは中心となって文化、発掘を推進する。

地球ポイントは蟹座25度「右肩越しに突然投げられた黒い影」。25度は蟹座、文化の完成地点で、黒い影がその文化、集団に働きかける。黒い影とはドロシーと共にあるセティや過去生であり、これが遺跡調査を推し進めていった。またドロシーは遺跡を掘り返しながら、自分の家族、過去を掘り出しているようにも思える。

考古学は射手座27度の彫刻家?

天王星は射手座27度の「彫刻家」。27度は射手座と山羊座の調整度数で、射手座は思想や哲学、その次の山羊座は目に見える固い世界、物質性。

エジプト時代という思想を、物質性の固い本やドキュメンタリーとして残したのは、この彫刻家が関係しそう。

また砂を掘り返し、そこに遺跡、彫刻が現れるので、考古学は射手座27度と考えていいかもしれない。

視点を引き上げるミンタカと無の向こう側の冥王星で過去生を引き出したのか

双子座20度に冥王星があり、エジプトに関係があるオリオン座のミンタカが双子座22度。冥王星が無の穴で、ミンタカが次元上昇なら、ここの穴を通って上に上昇し、下に並列に並んだ現在のイギリス人の人生とエジプトの過去生を眺めた可能性がある。

過去生はイシスの巫女だったということで、シリウスは蟹座13度、海王星が蟹座5度、水星が蟹座21度なので少し遠い。

ps.ドロシーの本はもっとエジプトの神様の話が多いかと思っていたが、過去に戻った人間の話なので、やはり人間目線の本でした。自分で神様は探索しないといけないようだ。