左脳人間のわたしはずっと、右脳のありありと情景を思い浮かべれる能力に憧れています。
まったく本を読まず育った人間が、23歳のときに「勉強しないとイケてる人間になれない」と思ってまず選んだ分野が人間の能力関係、右脳左脳などでした。
この頃から瞑想などをやり始めたのですが、私がもっぱら行っていたのが「無の瞑想」(←私が勝手に命名、自分の心、頭の中を空っぽにすること、何も考えないし、思わない)
しかし最近は瞑想中にも自分で積極的に心の中で何かを思い描くこと、ビジュアライゼーションが重要だと再認識しました。
ビジュアライゼーションといっても目をつぶれば脳内は真っ暗闇のまんまなので、効果はわかりません。
とういか以前は夜は暗闇だったのですが、いまは黒い中に光りがパシパシ動いているので真っ暗闇は存在しなくなりました。
これは瞑想のおかげ、エーテル体が見えているんですかね。
ゲーテは右脳が開いた人、ビジュアライゼーションの達人
「ファウスト」などで有名なゲーテですが、そのほかにも法律家、政治家、自然科学もやっていたようで、そのなかでも約20年の歳月をかけて執筆したものに「色彩論」があります。
光学で扱う色彩は、波長で分類した虹のスペクトルで、赤、 オレンジ、 黄色、 緑、 水色、 青、 紫とになります。
これに対しゲーテは波長数という機械的、直線的なニュートン光学を嫌い、独自の色彩論を考えました。
ゲーテの色彩論の特異な点は、色の生成に光と闇の2点の基準を持ったこと。闇はただ単に光の欠如ではなく、闇に一番近い色が青、光に一番近い色が黄色とし色彩を考えました。
ここでゲーテがどのように色彩論を考えていったかを記述する文章がコリン・ウィルソンの「アトランティスの暗号」に載ってましたので、引用してみます。
ゲーテは右脳全開人間のようです。
まず第一に、ゲーテは色彩を観察するとき、目を閉じて、今見たばかりのものを脳裏に思い浮かべていたという。正しい順序で色彩を見ようと努め、最終的に実際の色彩と同じリアルさで脳裏に描き出したというのだ。~中略~
ボルトフトによればー
「ゲーテの方法で色彩という現象を観察するためには、通常よりもさらに能動的に見ることが必要となる。「観察」という述語は。あまりにも受動的である。
われわれは観察というものを、単に現象を前にして目を開いていること、と解釈しがちである。
ゲーテの方法で現象を観察するためには、見ることの方向性を逆転させるかのように見ることが必要である。
つまり見る主体と見られる対象の方向性の逆転である。~中略~
ゲーテはこれを「能動的注視」と呼んでいる。
内面から物事を理解するゲーテの能動的注視とタロットパスワーク
ゲーテの色彩を考えていった能動的注視と呼ぶ方法と、タロットカードを自分の内面から理解するタロットパスワークという手法は、ほとんど同じですね。
タロットパスワークは松村先生の「あなたの人生を変えるタロットパスワーク実践マニュアル」に詳しく書かれています。
タロットのパスワークとは、瞑想状態で1つのカードを脳内に思い描き、その思い描いた情景が勝手に変化するのに任せてタロットカードの意味を内面から、自分とカードをリンクさせながら理解を深めていく方法です。
見る主体と見られる対象の方向を逆転させる、つまり主体と客体を混ぜ合わせる、水晶透視などもこの主客(水晶とわたし)が融合した状態でないとできないとされます。
私という自我の鎧があったら水晶はいつまでも水晶で、わたしはわたしのままです。
自我の鎧を解く方法はもちろんリラックスで、肉体感覚が無くなるまでリラックスすると、「えっ、自分って誰だっけ?????」となることもあります。
ですが私はパスワークが基本できないし、水晶透視も数度映像が見えただけです。常時この脳力が欲しい。
それに足りないピースが右脳、ビジュアライゼーションだと思っています。
ビジュアライゼーション、右脳開発はやはり七田教育
ビジュアライゼーション、右脳開発といって一番に思い浮かぶのは、何といっても幼児教育の七田チャイルドアカデミーではないでしょうか。
さんまの東大方程式という番組で、東大生が多く通う塾が「くもん」と「七田教室」だったと思います。
七田式の右脳を開くトレーニングとして
●瞑想、呼吸法、暗示で脳波をシータ波に下げ、夕日の思い描く
●残像、色を出すトレーニング(ゲーテの色彩法と同じ)
●イメージ記憶トレーニング
●瞬間記憶トレーニング
など、凄い動画がユーチューブにあるかと思ったのですが、見つけられず。昔はあったように思ったのですが。
ヘミシンクなどの体験ができる人とできない人の差も、この右脳が開発されているかいないかに大きく関係あるのではないかと。それと身体の調節。
身体の調節のほうは、最近わたしの体が整ってきてビジョン体験、夢を覚えている比率が増えているので、これは関係あると言えそうですが、右脳開発のほうは自分が開発されていないので何とも言えません。
ただモーツァルトやユングなどの本を読んでも、彼らの右脳が開発されていることは確かです。
ここを重点的にトライして、ブログに何か報告できるようやってみます。
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