グルジェフ水素論で語る恋愛論。ロマンティックは止まらないが、愛は簡単に憎しみに

ニート道・タロット道

おじさんになって面白くなってくるものの1つが駅伝ですね。

箱根駅伝、青学5連覇ならずでした。

来年はさらに青学は強くなるのかな。

若い頃は他人が走るのを見て何が楽しいかわりませんでしたが、今はわかる。

時間の蓄積はドラマになりますね。蠍座8ハウス的ですか。

瓶に圧力をかけ割れたら涙が溢れてくる。

それでは今日はグルジェフ水素論で語る恋愛論です。

愛と恋とセックスは別なので、別の人と同時進行できる

まず恋愛論を語るにおいて重要なのは分けること。

恋と愛とセックスの神と脳内物質

愛と恋、そしてまあ付け加えたいならセックスもつけてもいい。

●恋=キューピット(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)

●愛=アモール(オキシトシン、バソプレシン)

●セックス=エロス(テストステロン)

女性は知りませんが、というか男性より出産して育てるというリスクが1億倍高いので女性は気軽にセックスしないと思いますが、男性は簡単に恋愛感情がなくてもHできますね。

それは世の中にそういう産業があることを見れば明らかです。

女性は感情的結びつきを、男性は肉体的結びつきを求める

女性は男性より感情的結びつき、「ねぇ、私のこと愛してるの?」と聞くのは、感情的結びつきが子どもの養育費問題に絡んでくるからですね。

感情がひっついている間は、私と子どもに関心があり、養育費を払ってくれる。

いっぽう男性の優先順位は、自身の遺伝子や思想を後世に残すこと。なので女性が別の男性とセックスをして、もしかしたら別の遺伝子を育てることになるかもしれないリスクを恐れます。

よって男性は感情的な結びつきより、肉体的な結びつきを重視する傾向があるのではないでしょうか。

愛をとうとうと語る男性より、どうだ餌採ってきたぞと、ロレックスやポルシェに乗ったほうが物質的で、わかりやすい男性像ですよね。

女性がこの男性の物質的餌を求めていることは、IT社長様やプロ野球選手の奥様方を見れば明らかでしょう。

だって優雅な生活できますから。

小天使のイタズラが恋のH12で、恋は人の思考力を奪う

恋愛は、まず字のごとく恋から始まります。

その次が愛。

そこで恋を語るうえで外せないのは、キューピットの存在です。

キューピットがかけるH12の魔法が恋

タロットの6の恋人のキューピット。

キューピットは、背中に翼をつけて恋の矢を撃つ気紛れな幼児として描かれることが多いですが、って上のカードはキューピット感が全然ないですが、要は小天使のキューピット、H12野郎が恋の矢を放てば、人間は自動的に恋に落ちるわけです。

恋成分はH12の高次感情なので、哺乳動物的人間のH48や人間のH24がどうのこうの出来る問題ではありません。

恋をするとお肌がピチピチになるそうですが、それなら常時みんな恋をするはずです。

しかし出来ません。

恋したいな、あの人を好きになろうと努力して、恋に落ちることもありません。

恋には落ちるものであり、焦がれるものであり、コントロール不能なのが恋なのです。

H12は融合的、ワンネスを求める

このコントロール不能感は恋がH12だからであり、H12はまた融合的、受容的、依存的、ワンネスです。

●H6、H24、H96、、=自立的、独立的、共鳴的

●H12、H48、H192、、=融合的、受容的、依存的、ワンネス

なので恋に落ちたら見ず知らずの人と唾液交換ができるのです。

一目惚れとか、恋した瞬間が異様にその人を好きな状態だと思うのですが、その時がその人を一番知らなのに、一番好きな状態。

3年ほど時間がたって恋の魔法が消えたときは、彼を知っているからこそ好きになれない部分がある。

この知らないほど彼を好きな状態こそ、キューピットの恋の矢でやられた状態で融合を求めます

正常な判断ができる大の大人が知らない人と唾液交換ですよ。

H12の恋成分は、人間をバカにする

正常な判断ができなく、思考力が低下している状態を恋の定義に加えたのが人類学者のヘレン・フィッシャーで彼女の恋の定義は以下で非常に面白い。

① 強烈な快感

② 欲望の抑制欲(ずっと相手が頭の中にいるので、ご飯ものどを通らないし、夜も寝れないとか)

③ 恋人に対する判断の歪み

④ 世界に対する判断の歪み

⑤ 強迫観念(勉強してても、人と話してても、相手が頭の中に割り込んでくること)

⑥ 性欲

⑦ フィードバックループ(相手が振り向けば盛り上がり、冷たければ谷底まで気分が落ちるという、二人だけの世界に入り、気分の振れ幅を大きくすること。)

この分類をした人類学者ヘレン・フィッシャーさんに国民栄誉賞を授与したい。

そのぐらい恋の定義に「恋人と世界に対する判断の歪み」を入れたのは面白い。

だってそうですよね。

親友が「あの人ヤバイって、なんであの人なのよ」とか「浮気してる噂があるよとか、女ぐせ悪いよ」とかいくら忠告したって、恋状態に入っていったら、もうその声は彼女に届きません。

なぜなら恋の魔法が彼女の正常な判断を歪めているからで、まさに恋は盲目です。

もう誰もロマンティックは止められない。

誰か Romantic 止めて Romantic
胸が 胸が 苦しくなる

惑う 瞳に甘く 溺れて
Hold me tight せつなさは
止まらない

恋の最大の罠。あなたは運命の人ではなかった、

ここで恋には最大の罠があります。

恋の魔法が消えると、その人そのものが見えてくる

それはヘレン・フィッシャーさんが言うように恋すると盲目になるのですが、その期間が3年ということです。

これは恋の脳内物質がでなくなるのが約3年。なのでキューピットの恋の矢の魔法が消えると、その人そのものが見えてくる

今まで見ず知らずの人と唾液交換をウェイウェイやってたのに、よく見るとこの人理想の人ではなかったと気づくわけです。

これは出会ったとき、その人が理想の人だったのではなく、恋の魔法が解けて現実が見えただけ。

すると大抵の人は、こんな人じゃなかった、ここが嫌い、こうすれば、こうなってくれれば、彼が変わってくれれば私の理想の人なのにと思います。

そんな理想の人はこの世にいません。

そんな人がいて、楽しいのか。

なら脳内のその理想の半身と脳内妄想でもやっていればいいじゃないか。

なんの刺激もない想像通りの人間なんて出会う意味もないと思うのだが。

ソウルメイトという言葉の気持ち悪さ

女子が言う運命の人、ソウルメイトという言葉ほど、気持ち悪い言葉はないと思う。

ソウルメイトという言葉には、もう私は何も変わる必要がない完璧な人間。
私に運命に人が現れないのは、単にまだ出会ってないだけ。
凸と凹がきっちりはまれば、私は幸せになれるは。

という、お前どんだけの人間やねん、しょせん、そんな思考してる時点で哺乳動物のH48なんじゃーーー、と叫びたくなる私。

ジャスティス鯨崎とでも、読んで欲しいレベル。

この記事を読まれて、どのくらいの敵を作るんだろうか、わたしは、、。

そんな奴は、でてこいやぁ。

すいません。

とまあ恋の魔法が解けると、本当のその人が見えてくる。

しかも恋の魔法状態を好きの100%だとすると、恋魔法が解けると自動的に好きのレベルが50%ぐらいに落ちてしまうという大のおまけ付きです。

これどーすんの?

みんな何かあったらすぐに離婚するレベルなんじゃね。

だって恋が冷めたら、好きレベルが半減ですよ。

そんなときに活躍するのが、時間の蓄積の愛のパワーです。

まあうまく愛のパワーを使えればね。

愛は胸が苦しくならんし、簡単に止まってしまう

恋の魔法が切れた時に登場してもらわなければいけないのが、愛さんです。

 

間違いました、これ大塚あいさんでした。

こっちですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マドモアゼル愛さんをオチに使う、すいません。

愛さんのブログは読んでます。

最近、月問題が話題になっているのかな?と思いますが、それってもう松村先生の本読めば解決済みじゃないのかな。

恋はもう止めることができない暴走機関車に乗るスティーブン・セガール、成就するか派手に爆発するかの二つに一つしかありませんが、愛はどうでしょう。

ドキドキ感もなく、淡々と扱うことができるのが愛

愛は簡単に停めることもできるし、スゴロクのように少しずつ進めることも出来る人間が扱えるものなのです。

ここで人間と言ってまして、哺乳動物のH48ではないですよ。

「オートミールをかき混ぜるようなものが愛だ」と書いてある洋書がありました。

日本に訳せば「納豆をかき混ぜるようなものが愛」、「ぬか床をかき混ぜるようなものが愛」です。

愛にはドキドキ感もないし、特別感、超越感はありません。

日常の何気ない会話、たたずまい、

「今日は天気がいいですね、ばあさん」

「そうですね、じいさん」

このようなモノが愛です。

愛はH24であり、恋のH12に敵わない

愛とは、つまり愛着、時間の蓄積が生むものになります。

グルジェフ水素論でいうと、愛はH24です。

恋がH12で愛がH24なので、恋は愛に勝つ、つまり不倫は止められない。

この不倫を止めることが出来るのは、H6の意図、俺はこの人を一生幸せにするという誓だけになります。

もしくはH24の愛の総量、重さが鍵ですね。

いきなり出会った人に愛してます、って言っても嘘くさいですよね。

それは愛が愛着であり、時間の蓄積ルールを無視しているからですね。

出来事を愛に変えるか、憎しみに変えるのか

家族恋とは言いませんが、家族愛はあります。

家族なら基本同じ屋根の下で育ち、同じ釜の臭い飯を食って、母ちゃんは夜なべして手ぬぐいを編んでくれるという時間の蓄積があるので、愛という結晶に変わっていきます。

しかし家族間でも愛情がなく、憎しみが増殖する場合があるように、愛とは育んでいくもので、勝手に育ってはくれません。

愛を育てるには、人間の正しい知性が必要なのです。

例えば、肩に鳥の糞がついてずっと嘆き悲しむ人がいます。

しかし、鳥のうん(こ)がついたと言って、これは幸運の合図だと解釈し、余裕しゃくしゃくで生きていく人もいます。

同じ映画を見て、面白かった、つまらなかったと意味を与えるのはその人の知性です。

出来事に意味を付与するのはその人が決めるのだから、出来事を愛に変換していくのか憎しみに変換していくのかはその人次第なのです。

愛とは違いを認められるということ

恋が冷めて正常な判断が出来るようになると、これ、運命の人じゃないじゃんと思います。

それが元々正常な判断なのですが。

恋はワンネスを求め、子どもを産む

なぜ人が恋するかと言えば、見ず知らずの人とセックスして子どもを産ませるための魔法なのでは。

だってずっと正常な判断ができてたら、子作りとか裸で抱き合うとか、恥ずかし過ぎてできないと思う。

恋が冷めると、あれが違う、これが違う、理想ではなかった、なんでこんな所に靴下脱ぐんだ、米と一緒に牛乳は飲まんだろ、っとか不満が貯まるわけです。

ここで恋の状態はすべてが一つを望みます。

H12は融合的、ワンネス、セックスもH12ですからね。

●H6、H24、H96、、=自立的、独立的、共鳴的

●H12、H48、H192、、=融合的、受容的、依存的、ワンネス

愛とは自立的で、あなたはあなたで素晴らしい

しかし愛とはH24なのです。

愛は自立的、独立的、共鳴的、あなたはあなたで素晴らしいし、わたしははわたしで素晴らしいのです。

融合は求めません。

違いを認められることこそ愛なのです。

離婚の原因1位は性格の不一致ですが、もうずっと離婚しててくださいね。

ここで愛はH24とか書きましたが、これは通常の人にとって結構レベルが高い。

なので愛がなかなか育めない。

同じ映画を見て、泣ける人とクソつまらんという人がいると言いましたが、同じ出来事を愛の蓄積に変えていく。

青学は5連覇を達成できなく負の出来事となったのですが、この負を負のまま引きずって負け続ける人生になるのか、この負から自分を見直し来年は勝利にするかは自分次第。

物語は山あり谷ありだからこそ、物語です。

100%勝つジャンケン、結末がわかっている平穏無事な小説なんて読みたくない。

こんな事があったから、こんな違いがあったから、お互いが違うから刺激しあえて、ケンカもするけど、最終的には楽しいな。

明石家さんまさんが言う「生きてるだけで丸儲け」、すべての出来事を笑いに変えていくH24のチカラがあれば、人生どんな人とどんな出来事があっても、最終的にはネタになったね、楽しかったね、愛おしかったねと言えるのです。

まあ、最近のさんまさんはあんまりオモンナい○×△▼□×

人間関係を変えるなら、自分から変わる

すべてを笑いに変えていけるチカラ、愛に変えていけるチカラのH24があれば、夫婦生活は順風満帆です。

ただ人間関係は一度固まったら、なかなか変えられないのも事実。

人間関係なので、関係性です。

関係性なので、自分は変わらずに相手だけ変わって欲しいと思うことは無理があるのではないでしょうか。

こっちがトゲトゲのままなのに、相手が丸くなれは無理。

自発的なH24の人間と、受身的な哺乳動物のH48

こっちが丸くなれば相手も丸く変化するので、変わりたかったら自分から変わるしかない。これがH24レベルの人間です。

H48の哺乳動物に自発性は存在しません。

とここまで男性的視点+思考的に恋愛を語ってみました。

でこれを読む女性は、というか女性は感情に同化していることが多いので、この論理的な恋愛論に拒否感をいだくのでは。

まあそれはそれでよろしいことかと。

男と女は別の生き物であり、一生平行線のままですかね?

んじゃー、と最後までぶっきらぼう。

息抜きの、毒吐きのために書こうとしたのに結局5584字。

全然息抜きになってない。

あとあとどんな出来事も愛や楽しさに変換できるチカラは、タロット11の力では。