気功修行①~全身に気を通す立ち方~

身体調節、ボディワーク

体内に異様な熱源を感じたクンダリニー覚醒体験のようなものをした私は、人は肉体のほかにエネルギー的な何かであると確信しました。

しかしその後クンダリニーはウンともスンとも言わず。

そこでエネルギー的な何かを高めるために読み始めた本が、気功や合気道です。

今回は野球のホームラン王王さん話しと立ち方をまとめてみました。

王貞治さんの一本足打法は、合気道の力で完成させた?

王さんの巨人時代の打撃コーチ、荒川博さんは合気道の創始者、植芝盛平の弟子だそうです。

そして王さんと共にプレーした広岡 達朗さんによると、

藤平光一氏の指導を受けることを勧めてくれたのは、当時、王貞治の打撃コーチであった荒川博さんです。

藤平氏は荒川コーチに依頼され、伸び悩んでいた王に気の活用法を指導し、片足を上げてもぐらつかない「一本足打法」を完成させることに尽力していました。~中略~

そこで、シーズンオフに、有志とともに道場に集まり、稽古に参加したのです。

合気道には、いろいろな技がありますが、そのときに私たちが主に習ったのは、「気の呼吸法」でした。

なぜなら、呼吸法ができていると、技というのは、それほど教わらなくても通用するからです。

人間の体というのは、重みを下においておけば、肩から力が抜けて、リラックスできる。

そして、本当の力を出せるようになっているということを、あらゆる技について藤平氏は実演してくれました。

気の呼吸法/藤平 光一より

藤平光一さんは合気道の創始者 植芝盛平さんの弟子であり、のちに心身統一合氣道会を設立。

心身統一合氣道会のHPには王さんを指導している写真がありました。

心身統一合氣道会http://shinshintoitsuaikido.org/about/founder.phpより

また「動じない。」という王さん、 広岡 達朗 さん、藤平 信一さんの3人で書かれた著書のAmazonでの内容紹介文が

王貞治氏と廣岡達朗氏が、自分たちの運命を変えた師と、「氣」の理論について語りつくす!

世界のホームラン王であり、WBC制覇の名将・王貞治氏。日本一4度の名監督・広岡達朗氏。日本を代表する名監督の二人が、「一流になるために必要なこと」「自分たちがいかにして本質をつかんだか」について語り合う。

そして、心身統一合氣道会の後継者、藤平信一氏が、二人の運命を変えた「氣」の理論をわかりやすく解説する。

王貞治氏と廣岡達朗氏が、自分たちの運命を変えた師と、「氣」の理論について語りつくす!」とあるので、王さんは気的エネルギーが存在することを感じているのでしょう。

現在の野球選手で、王さんのように気功的なものを取り入れている人はどのくらいいるのでしょうか。

現代は「マネーボール」という映画にもあったように、選手の評価や戦略を統計データを用いて分析までしています。

科学的、数学的、直線的、筋肉的な野球です。

これに対して王さんが行った気功的野球とは、目に見えない、非科学的、脱力的(気功の基本はリラックスです。筋肉と真逆。気は出すものではなく、究極に脱力するとそこにあるものだと気づける)です。

プロ野球のコーチが気功がとか言ったら、現代ではクビになりそうな気がしますね(笑)

しかし筋肉をみると、筋肉には緊張か弛緩しかありません。

100%力を出すといっても、端から30%緊張・力が入っていれば、残りは70%しか力は出ません。

100%力を出すには、まずはリラックスなのです。

緊張、つまりコリがあると、そこの血流も悪くなり、栄養や酸素の補給、老廃物の排除もままなりません。

私が考える強い人の定義の1つは、究極にリラックスしている人になります。

合気道、気功などの基本は腹式呼吸などでリラックスをすることにありますから、王さんがホームランを量産できたのも、気・リラックスのパワーを知っていたからかもしれませんね。

気功修行の前に正しい立ち方

藤平光一さんの「気の呼吸法」に正しい立ち方の説明があったので、引用してみます。(著書内には、正しい静坐のやり方も)

①立った状態で、まず足踏みをします。足踏みすることで、自分にとって最も自然な足の位置と足幅がわかります。

② 次に足踏みをやめ、その位置でつま先立ちをします。意識してつま先立ちをすると初めはグラグラするかもしれませんが、何度かくり返すうちに自然にできるようになります。 

③つま先立ちで安定したら、かかとを軽く下ろします。ごくわずかに前傾した姿勢になっています(肩を上下させて、最も動かしやすいのがベストな肩の位置)。

どうでしょうか、やってみられた感想は?

私の場合、足裏の全部で体重を支えている感覚がましました。ピタッと足裏が地面にくっついている感じです。

昔の人は草履や下駄を履き足先まで気が通っていたそうですが(そうじゃないと下駄が脱げる)、現代人は靴になり踵までしか気が通っていないので、つま先立ちをして足先まで気を通すそうです。

むつう整体でも足を締め付ける靴、土踏まずにクッションの入ったものを避けたり、5本指ソックスを進めるなど気を足先まで通すことを推奨しています。締めつけはNG。

最近ランニングを再開しましたが、それに合わせて買ってみた靴がMUTEKIのランニング足袋です。

ドラマ陸王のモデルになったシューズだそうですが、ドラマは見てない。。。

まだ1回しか使っていませんが、親指と人差し指のあいだが刺激されて気持ちよかったです。

このようなベアフット系の靴は、足裏、踵のクッションがありません。

1回も使用したことがない人は、初回は確実にふくらはぎの筋肉痛になると思います。私で実証済みです。

ランニングはハマれば止められない。30、40分後の苦痛領域を抜ければ、いつまでも走れるんじゃないかと思う快感領域に突入します。